【メリット・デメリット】熊本の住宅は木造と鉄骨どっちがいい??
今年の4月に私は福岡から地元・熊本へ帰ってきました。新しく住む家を探すために3月は色々な不動産屋を巡りました。
新しい家を探すのってウキウキしますよね♪
私は部屋探しの際に部屋の広さや築年数、立地を重要視して家を見ていました。なので、木造・鉄骨に関しては特に意識していませんでした。
しかし、不動産屋さんが言うには最近は木造と鉄骨を意識される方が多いそうです。
アパートやマンションはすぐ隣に人が住んでいるので、やっぱり音が心配で鉄骨を好まれる方が多いのですが、一戸建ての場合はどうでしょう?
すぐ隣に人が住んでいる訳でもありませんし、音の問題はないですよね。
ということで、一戸建ての場合の木造と鉄骨の特徴をQ&A方式で見ていきましょう
木造と鉄骨どっちがいいの?
Q1.一戸建ての場合、木造と鉄骨どっちが多く採用されている?
A1.木造が約7割。
解説:日本の建物は昔から木造が主流でした。世界一古い木造建築物として残っているのも日本の「法隆寺」です。それくらい日本の木造建築のレベルは高く、日本の高温多湿な気候にも木造があっているということで、まだまだ木造の割合が多いです。
Q2.地震に強いのはどっち?
A2.揺れは強さによって変わります。
解説:木造が地震には弱いというイメージがありますが、決して地震に弱いというわけではありません。木造の建物は鉄骨に比べて軽いです。そのため、地震が起きた時に揺れが小さくなります。
鉄骨は鉄や鋼の粘りによって地震に耐える構造です。地震のエネルギーを鉄骨が吸収するので、家が倒壊しにくく、また倒壊するとしても、倒壊までに時間がかかります。ただし、重量があるので木造に比べ、地震の場合に感じる揺れは大きくなります。
Q3.湿気対策は?
A3.木造が適している。
解説:冒頭でも書いているのですが、日本は高温多湿です。梅雨の時期なんて、湿気が多すぎて机の上が湿っていたり、床が湿っていたりすること多いですよね。木には調湿効果があって、室内の湿気を適切に調整してくれます。湿気が多い時は木が湿気を吸ってくれます。
しかし、鉄骨の場合は鉄ですので、湿気を吸うどころか、逆に錆びてしまいます。そのため、湿気対策で適しているのは木造です。
Q4.シロアリ対策は?
A4.鉄骨が強い。
解説:鉄骨は木造に比べてシロアリは強いです。鉄よりも木のほうがアリさんも食べやすいですよね。しかし、注意しておきたいことが1点あります。それは、鉄骨でもシロアリの被害はゼロではないということ。木造よりも被害の可能性が低いというだけで、鉄でも食べることはあります。
Q5.過ごしやすいのは?
A5.木造です。
解説:やはり鉄は熱伝導率が高いので、夏は暑く、冬は寒くなってしまいます。寒さの対策として断熱材を工夫したりなどの対策が必要となりますのでその分金額が上がります。
Q6.自由な間取りが可能なのは?
A6.鉄骨です。
解説:木は鉄に比べて弱いです。そのため、木造住宅の場合はたくさんの木を使うことになります。そのため、木造も地震に強くなるのですが。
しかし、鉄骨は強度が強いため、柱や梁の本数を少なくすることができます。そのため、開口が大きく取れたり、大きなリビングを作ったりすることが可能となります。
結局どっちがいいの?
いかがでしたでしょうか。
木造と鉄骨それぞれにメリット・デメリットがあり、結局どっちがいいのか分かりにくいですよね。
鉄骨か木造かで悩まれている方は、家を建てる際に今回私が紹介した6つのQ&Aの中のどのポイントを重要視するのかで決めてみてはいかがでしょう。互いに欠点もあり、その欠点をどのように補っているかの方が、重要です。また、熊本の気候や風土に合わせて、考えないといけない面もあります。
気になる住宅会社が鉄骨か木造どちらを採用していて、それぞれの良さをどう引き出しているのかを見るのもいいのではないでしょうか。
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