「住宅ローンを早く完済したい!」繰り上げ返済するときに注意すべき3つのポイント
こんにちは!ブエラハウスの澄川です。
家を建てるときほとんどの人が利用する住宅ローン。
大きな金額を借りているわけですし、できれば早く住宅ローンを完済したいと思いますよね。
早く完済するために「余裕資金があったらたくさん繰り上げ返済をして住宅ローンを早く返しましょう!」なんて言われることもあるくらい。
しかし、早く完済したいからといって余裕資金ができるたびに繰り上げ返済すればいいかというとそうではありません。
むしろ早すぎたり多すぎる繰り上げ返済によって生活が厳しくなってしまうことも…。
そこで今日は、繰り上げ返済をするときに注意すべき3つのポイントについてお話しします!
繰り上げ返済って?
ポイントをお話しする前に、まずは繰り上げ返済について簡単に説明します。
繰り上げ返済とは、ある程度のお金が貯まった際に毎月の返済とは別に借入額の一部を返済すること。
この繰り上げ返済によって住宅ローンの返済期間を短くしたり、毎月の返済額を少なくすることができるんです。
繰り上げ返済によって住宅ローンを早く完済すれば大きな金額を背負っているという毎月のプレッシャーもなくなるし、いいことのように感じますよね。
しかしこの繰り上げ返済をする際には注意が必要なんです。
注意すべき3つのポイント
①手元にお金を残す
注意するポイント1つ目は「手元にお金を残す」こと。
住宅ローン残高を減らしたいあまり、余裕資金ができるたびに繰り上げ返済にお金をあてていると手元にお金がまったくない状態になるかもしれません。
すると子どもの教育費や車の購入費、趣味の旅行など、住宅ローン以外の資金が足りない…なんてことに。
いくら繰り上げ返済によって住宅ローンを減らすことができても、手元にお金がなくて教育費や車にお金が使えない、趣味も楽しめないのは悲しいですよね。
夢のマイホームで幸せに暮らすためにも、繰り上げ返済だけにお金を充てるのではなく手元にも残すようにしましょう。
ちなみに、手元に残しておくといいお金の目安は手取りの3~4か月分と言われています。
②万が一に備える
注意するポイント2つ目は「万が一に備える」こと。
住宅ローンを借りる際には、多くの人が団信(団体信用生命保険)に入ります。
団信とは、住宅ローンの債務者(借りている人)が死亡したときや高度障害状態になったときなどに、残りの住宅ローンの支払いが免除される保険のこと。
つまり、万が一のことがあったときに残された住宅ローンがゼロになるんです。
しかし、もし繰り上げ返済に多くのお金をまわしてしまい、手元にお金を残していない状態で万が一のことがあったら、残された家族はその後の生活に困ってしまいます。
余裕資金を繰り上げ返済だけにあてるのではなく、万が一に備えて貯めておけばこういった心配も解消されるかもしれません。
③住宅ローン控除を生かす
注意するポイント3つ目は「住宅ローン控除を生かす」こと。
住宅ローン控除とは、毎年末のローン残高の1%が所得税や住民税から軽減される制度です。
「ローン残高の1%が払った税金から返ってくる」ということは、住宅ローンの残高が少なくなると、軽減される税金も少なくなるということ。
つまり家を建てて早いうちに繰り上げ返済をすると、住宅ローン残高が少なくなることで住宅ローン控除の恩恵を最大限に生かすことができなくなってしまうんです。
この住宅ローン控除は基本的に住宅ローンを借りてから10年間で終了します。
毎年返ってくる控除額を貯めておいて、控除が終わる10年後や繰り上げ返済しても問題がない頃に繰り上げ返済にお金をまわしてもいいかもしれませんね。
まとめ
繰り上げ返済をするときに注意する3つのポイントをおさらいします。
①手元にお金を残す
②万が一に備える
③住宅ローン控除を生かす
「住宅ローンを早く完済したい!」という気持ちはわかりますが、余裕資金ができるたびに繰り上げ返済にお金をあててしまうとかえって後悔してしまうかもしれません。
安心してマイホームで暮らしていけるよう、繰り上げ返済はあなたに合ったタイミングでおこなっていきましょう。
ちなみにブエラハウスでは資金計画のご相談もお受けしています。
繰り上げ返済だけでなく、家づくりの資金計画について不安なことがあればなんでもご相談ください!
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